今回は、郊外の住宅街でスリランカ料理店を開業しましたスリランカ人のオーナー様にお話をお伺いしました。
資材の貿易会社をしつつも、夢であった料理屋さんをあきらめきれずにいたオーナー様。それで、物件を探し始めて1年ほどで、大きなマンションが20棟程建つ幹線道路沿いに、いい物件が見つかり、開業を決意したそうです。
クレジットにして、現金を手元に残すという判断
いろいろ探して、内見もたくさんしましたが、なかなか見つからずに、1年ほどくすぶっていました。そこへ急に出てきたのが、今回の物件。20坪ないくらいの広さの居抜きの物件でしたが、センスのない壁紙で、しかもかなりのボロ屋敷だったそうです。
そこで、内装工事はしっかりやりたいと思っていたそうです。その願い通り腕のいい内装設備屋さんだったので、とても良く仕上がったとおっしゃっていました。
自己資金だけでやりたいと考えていましたが、運転資金を確保するため、支払いはクレジット払いにしました。
なるべくコストを下げようと、なるべく中古で揃えようとしていたのですが、半導体不足などの影響で希望する商品が新品しかない場合も多く、悩みながらの選択になりました。
開業資金の内訳
ボロ屋敷をリカバーするために、内装工事費は結局1,000万円かかりました。厨房機器は200万円。支払いはテンポスファイナンストラストのクレジットを利用しました。業務用家具に30万円、食器・調理道具に30万円。その他、スリランカの料理に関わるスパイスや原材料などの初期仕入れに200万円。ここまでの総額は1,460万円。自己資金で、2,000万円準備していたそうです。
スペシャルコンテンツ:開業資金、いくらかかった?
ポスティングでお店の認知度アップ
住宅街の中で近隣住民の来店が見込まれる場所。好立地ではあるのですが、飲食の大手チェーン店に挟まれており、不安もかなりあったそうです。しかし、周辺のマンションやアパートにポスティングをすることで、認知をかなり広げることができたとのことでした。
厨房機器等の納品が終わり、試運転にお伺いしたときに本場のセイロンティーをいただきました。お茶とはいえ、しっかりとしたレシピがあり、いろんな茶葉、香辛料が入っていて、そのおいしさにびっくりしました。
もともと貿易をやられているので、オリジナルブレンドの茶葉の販売なども考えているそうで、今後が楽しみになりました。
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