飲食店の内装を知人に頼む場合も、厨房はテンポスと連携を|飲食店開業資金内訳あり

今回お話をお伺いしましたのは、東京の郊外に飲食店を開業されたオーナー様です。以前開業のお手伝いをさせていただいた別のお客様からのご紹介で、担当させていただきました。3,000人が勤務する大手メーカー本社ビルの出入口前に店舗があり、昼は食堂・テイクアウト・仕出し、夜は居酒屋で営業をしています。

内装業者とテンポスが連携

住宅兼店舗なので家賃がかからず、従業員も半分は家族で運営するので、人件費も抑えられると考え、開業を決意したそうです。

テンポスをご紹介していただいたお客様も一緒に事業計画を考え、私も一緒にオペレーションのお話を聞き、図面作成をしました。建物の竣工図面をもらって、ラフ図面を書き、どこに何を置くかというレイアウトを含めて厨房機器の提案をしました。建坪は図面上は30坪でしたが、実際には20坪ちょっとという感じ。3.5坪くらいに厨房を収めないといけない感じでした。

内装業者は知り合いに頼むということで、費用を抑えられたそうです。住宅の大工さんでしたが、わたくし共ともコミュニケーションをとりながら、進行しました。

開業資金の内訳

自宅を改装しての開業なので、物件取得費はなし。内装設備工事に550万円、厨房機器は200万円。冷蔵庫、食洗器、フライヤー、ガステーブル、コールドテーブル、ショーケースをほとんど中古で揃えました。ただし、板金製品は新品が多くなってしまいました。グリストラップが場所がら、うまくつけられないことから簡易グリストラップをシンクの中におさめることにしました。そのため、シンクは特注です。

そのほか食器・調理道具が60万円、業務用家具は30万円でした。開業資金の総額は、ここまでで840万円。

スペシャルコンテンツ:開業資金、いくらかかった?

コロナに負けない飲食店づくりのために

内装工事は、友達にスキマ時間にやってもらうという条件で安くしてもらったそうです。家賃がないので、時間がかかっても大丈夫という背景があるからできる作戦。2ヵ月以上かかりました。

仕入れ先は指定の業者さんが複数いるということで、メニュー開発もスムーズにできたそうです。仕出しの件数を増やすために、SNSやホームページを作り、コロナに負けない店作りを目指していました。

記事を書いた人

テンポスバスターズ川口厨房機器専門館 柳澤

飲食店開業のご相談は、お気軽にお問い合わせください!