コロナ禍の出店は、あえて別業態の飲食店を|飲食店開業資金内訳あり

今回、お話をお伺いしたのは、バーなどを多店舗経営されているオーナー様。緊急事態宣言やまん延防止等重点処置などが出ている中、新事業として、お好み焼きのテイクアウトをメインとした飲食店を開業しました。

休業を要請されていたバー業態とは別の収入源を作ることを狙って、あえて全く違う業態を選んだのだそうです。

繁華街要素もある住宅地に出店

この街一番の繁華街から徒歩5分圏内の住宅地に出店。住宅地ですが、付近にはラーメン屋さんが3件、焼肉屋さん2件、居酒屋さん2件と飲食店も多く、プチ繁華街の要素もある好立地です。

同業種が付近にないこともこの場所に決めた大きな理由です。持ち帰りをメインで営業している飲食店はお弁当屋さんとサンドイッチ屋さんしかありませんでした。その他はコンビニだけ。

その中に新しい業態を構えて、若い人たちも集まる店で地域を盛り上げたいと考え、お好み焼きという業種を決めたそうです。粉ものなので初期投資が少なくて済むだろうという考えもありました。

物件探しは6カ月間、内見は4件おこない、今の物件に決まりました。

開業資金の内訳

不動産取得費は250万円。建物2階部分に事務所も借りたため合計金額で交渉しました。

その他は、内外装工事に150万、厨房機器70万、調理道具30万。飲食店開業のための資金は自己資金500万円でまかないました。

スペシャルコンテンツ:開業資金、いくらかかった?

将来の変化を見据えて厨房機器を配置

内装工事は以前、オーナー様が経営するバーの工事を請け負っていた業者さん。看板やロゴデザインなどは、自社のデザイン部門が対応。内装工事では、店前の道路が狭い為、資材搬入には苦労したようです。それ以外は特に問題もなくスムーズに工事を終えることができました。

テンポスが対応したのは、厨房レイアウト、デリバリーの手配準備など。厨房機器は内装工事がスタートするタイミングで商品を探し始めました。UberEatsや出前館などのデリバリー業者の紹介もしました。

テイクアウト専門とのことで休業要請が求められていたバー業態とは別に活動できる面でも新しい収入源を作るとともできました。今後も事業拡大に積極的に取り掛かるとのことで、テンポスもお役に立てればと思います。

記事を書いた人

テンポスバスターズ札幌すすきの 阿川

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