大工さんの言葉をうのみにしないで、飲食店のプロにも確認すること|飲食店開業資金内訳あり

今回は、焼き鳥店をオープンするオーナー様にお話をお伺いしました。キャンプが大好きなオーナー様、キャンプ場をコンセプトにしたアウトドア感覚の店にしたいそうです

物件の決め手は駅から3分ほどの好立地なのに、ある道を隔てて家賃相場ががくんと下がる、その場所にあるところ。いわゆる飲み屋街で、昼は誰も歩いていません。でも、オーナー曰く「大人がターゲット」なので、この地区でキャンプファイヤーの炎を上げるそうです。

テンポスなら現物を見て買える

お目当ての居抜き物件を即決した後、オーナーさんはテンポスに厨房機器の相談にいらっしゃいました。現場の写真を見せてもらったところ、厨房内の床に段差があり、動線上あぶないので床を解体しフラットにしたほうがいいですねと、まず伝えました。

その後、居抜きで残された厨房機器のうち、使う予定のものを確認し、新しく必要な機器を聞き取りしながら、店内の商品を選んでいきました。テンポスに来れば現物を見て買えると聞いて来たそうです。

大工さんでも、配管のことはわからない場合も

開業に必要になるサービスや、情報もご提供し、喜んでいただけました。そのときは、まだお勤めで、物件引き渡し直前に会社は退職するそうなので、引き渡し後に連絡を頂く約束をしました。

後日連絡があり、一緒に動画が送られてきました。床下に配管があり、厨房内の段差の床は解体できないと大工さんに言われたとのこと。少し違和感があったので図面も送ってもらって、現調に行くことにしました。

大工さんが仕事をしているなか、厨房を拝見させていただきました。確かに、木軸で上げた床下から塩ビの配管や水道管が出ていましたが、すべて先がつながっていない死んだ管です。前々のお店の時、手洗いかシンクを設置していたのではないでしょうか? オーナーと大工さんに説明し、後で床を開口して確認してもらうことにしました。真ん中に出ているのは水道管ですが、これもプラグ止めにして塞げると説明したところ大変喜んでいただけました。結局、厨房の床はすべてフラットにすることができました。

開業資金の内訳

21坪、35席の居抜き物件。1階店舗です。家賃は17万円。保証金は最初100万円でしたが、交渉で60万円になりました。居抜き譲渡金も当初100万円でしたが、これも交渉で85万円にできました。業務用椅子・テーブル、厨房機器は、なるべく既存品を利用し、新規購入品は50万ほどですみました。内装工事の費用は、クロス、壁床部分撤去、テーブル天板の再生などで150万円。ここまでで総額362万円。まだオープン前なので、追加料金もかかるかもしれませんし、広告費用などはこれからなので、もう少し増えると思います。自己資金は700万円用意してあるそうですので、まだ余裕はありそうです。

大工さんはご友人。物件もご友人たちが探し回ってくれたとのこと。やはり人間関係は大切ですね。

スペシャルコンテンツ:開業資金、いくらかかった?

記事を書いた人

テンポスバスターズ横浜新道店 南

飲食店開業のご相談は、お気軽にお問い合わせください!