今回は、図面を持ってテンポスに相談にいらしたお客様のお話です。レイアウトを見てほしいとのことで、まずは拝見させていただきました。物件は半年以上探していて、内見も3~4件はしたそうです。ネットでデザイン会社に数件見積を依頼し、 リーズナブルで、対応が丁寧なデザイン会社に工事一式を契約したそうです。
どんな料理を作るかで、飲食店の厨房設計は変わる
レイアウトを見た後、どんな料理をお出しするのか、料理人の数などを確認。どんな料理を作るのかがわかると、レイアウトなどだけでは見えてこないニーズがわかります。よりお客様の役に立つ機器のご提案・ご案内ができるようになるのです。
デザイン会社とは、すでに何度か打ち合わせしたとのことで、ほぼレイアウトや機器も完成されていました。しかし、よくお話をきいたところ、お客様にはひっかかっているところがあるとのことでした。
その話を聞いて、それならコンロ台の横は、鍋洗い専用の1槽シンクにすべきですよ、とご提案しました。まな板を置けば、台にもなりますしね。
お客様も納得され、後日そのように訂正された図面を見せてもらいました。テンポスも、リーズナブルな見積もりを出しましたが、全体の工事の関係もあり、結局部分的にだけ協力させていただくことになりました。
実際には金利や過剰な保守契約など、そぎ落とせばいいのではと思うのですが、開業資金の計画などありますので、思うようにはいかないものです。
部材の施主支給でコスト削減
物件のお話を伺ったところ、なんと外部のダクト工事や屋上排風機の設置は、大家さんが負担したそうで、それはすごくラッキーなことです。外部ダクト工事は、かなりかかります。多くは、借り主の負担になることが多く、そのせいで物件をあきらめることにもなったケースもありますから。飲食物件に、外部ダクトが在るか無いかは、物件を決める際のかなり重要な要因です。
いい事ばかりでなく、コロナ禍の影響で工事部材が高騰しており、その値下げを交渉をしたところ、それなら一部の部材(製品)を施主支給スタイルにしてほしいと言われ、こちらで用意することになってしまいました。ネットでなんとかリーズナブルものを見つけ、支給したそうです。
開業資金の内訳
12坪、17席の物件で、スケルトンの1階店舗。家賃は月額15万円で、保証金は6ケ月分でした。
工事費は、業務用家具を含めて、700万円かかりました。厨房機器は、リースで770万円。採用計画は今はなく、身内で運営する予定です。
スペシャルコンテンツ:開業資金、いくらかかった?
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