現代では、提灯を日常で使うことはまずありません。お盆やお祭り、イベントなどの非日常のツールです。お祭りやイベントなどでは、提灯を見るだけでワクワクしてしまうという人も多いのではないでしょうか。そのワクワク感こそが、お店などで提灯を使う理由のひとつです。賑やかしさを演出し、お客様の注目を集める販促ツールなのです。今回は、その提灯の選び方について、提灯をはじめとする販促ツールを扱うP・0・Pプロダクツ株式会社さんにお聞きしました。
素材から選ぶ
おもな素材として、ビニール製、プラスチック(ポリエチレン樹脂)製、和紙製があり、それぞれビニール提灯、ポリ提灯、和紙提灯と呼ばれています。ビニール提灯は雨に強く、ポリ提灯はお手頃価格など、特徴がありますので、用途に合わせてお選びください。
ビニール提灯
雨などの水気に強いので、屋外等でも長期的に使用できます。柔らかい素材で、昔ながらの和紙提灯のように「骨」が使われているので、本物感、高級感があります。折り畳むとぺたんと薄くなります。店名などを印字することも可能です。
ポリ提灯
一番の魅力はお手頃価格。耐久性もあります。色揃えが豊富で、カラフルな色も多く、賑やかしには向いています。折り畳むとお椀型になります。白スペースには印字も可能です。
和紙提灯
神社仏閣やお祭りなどで昔から使われているのが和紙提灯。高級感があり、格式高い自然な風合いがあります。雨風に弱いため、屋外で使用する際は油引き等の加工をします。お店の屋号や家紋を印字することも可能です。
目的から選ぶ
イベント向け
イベント用に使用されるのがストライプ柄の提灯。カラフルで存在感もあるので、注目を集めやすく、ワクワク感の演出にも適しています。そのままご使用していただいてもいいですし、白スペースに店名やイベント名などを印字することも可能です。イベントが終わった後は、折り畳んで保管できます。
飲食店向け
「居酒屋」と大きく書いたものや、「やきとり」「おでん」といった料理名、「生ビール」などのドリンク名が大きく書かれた飲食店向けの提灯が既製品として販売されています。大きさもさまざまなタイプがあり、看板代わりに使うことも、店内の賑やかしに使うこともできます。提灯の中に電球を灯すことで、他の販促物にはない存在感を発揮します。店の屋号やメニュー名などを片面、あるいは両面に印字したオリジナル提灯を作ることも可能です。
忘れてはいけない備品
提灯に灯りをともすには提灯用ソケットが必要です。電球1個用から5個用までの用意があります。コンセントに指すだけですぐに使用できます。
まとめ
提灯は用途と価格帯で選ぶといいと思います。長期的に使うか、一回だけの使用かによっても変わりますね。今は、カラフルなものや、まん丸なもの、さまざまな提灯があります。見てワクワクする提灯には、お客様を、明るく元気にする力があると思います。お客様の注目を集める販促ツールとして、商売繁盛を願う縁起物として、そしてお店の看板として、提灯をぜひご活用ください。
取材協力:P・0・Pプロダクツ株式会社