皆さまは「コールドテーブル」をご存じでしょうか?コールドテーブルとは、冷蔵または冷凍機能が付いた作業テーブルのことを言います。天板はステンレスでできているので、調理台としても活用できる、飲食店の厨房では欠かせない機器のひとつです。この回では、コールドテーブルの種類や導入メリット、選び方をお教えいたします。
なぜコールドテーブルを使うの?
飲食店では食材の保管が必要になります。狭い厨房で大きな縦型の冷蔵庫を置けない場合や、置けたとしても、調理の度に奥の冷蔵庫まで食材を取りに行っていると作業効率が下がってしまいます。しかし、コールドテーブルの高さは腰の位置くらいですので、作業の途中でもすぐに食材が取り出せるというメリットがあります。
どんな種類のものがあるの?
ほとんどの店舗で使われているのが【冷蔵コールドテーブル】です。他には【冷凍コールドテーブル】【冷凍冷蔵コールドテーブル】があります。
・冷蔵コールドテーブル:冷蔵の機能を備えたテーブルです。温度帯はおおよそ-5℃~10℃で設定可能です。
・冷凍コールドテーブル:冷凍の機能を備えたテーブルです。温度帯はおおよそ-20℃前後で設定可能です。
・冷凍冷蔵コールドテーブル:上記2つの機能を備えたテーブルです。各部屋が仕切られており、それぞれの温度帯で設定が可能です。
・☆特殊仕様☆舟形シンク付コールドテーブル:トップが天板ではなく、舟形のシンクが付いているもの。和食などで、魚を捌く作業がある業種で使われます。
・☆特殊仕様☆サンドイッチコールドテーブル:天板に溝が切ってあり、ホテルパンを入れることができます。ピザ屋やラーメン屋など、トッピング食材をすぐに取り出せるような仕様になっています。
・☆特殊仕様☆ドロワーコールドテーブル:引き出し式になっているコールドテーブルです。洋食屋で成形されたハンバーグ、焼鳥屋で肉を部位ごとに分けて入れるような使い方が一般的です。庫内の容量が小さいのが難点。
・☆特殊仕様☆低コールドテーブル:通常の高さよりも低い仕様になっています。トップにグリドルなどの熱機を置くなどお考えの方にはおすすめです。
サイズはどんなものがあるの?
コールドテーブルの大きさは、横幅(W):1200㎜/1500㎜/1800㎜となります。ものによっては2100㎜仕様もあります。奥行(D)は450㎜/600㎜/750㎜、高さ(H)は800㎜です。
テンポスでの売れ筋のサイズは下記になります。
・幅1200㎜ 奥行600㎜ 高さ800㎜
・幅1500㎜ 奥行600㎜ 高さ800㎜
・幅1200㎜ 奥行450㎜ 高さ800㎜
・幅1200㎜ 奥行450㎜ 高さ800㎜
つまり、飲食店さんのほとんどは横幅1200mmを購入される方が多いという事です。また厨房が狭いので、できるだけ省スペースに置きたいという要望も多く、奥行450mmのコンパクトなサイズを選ばれる方も多いですよ。
どんなメーカーがあるの?
コールドテーブルの主要メーカーをご紹介します。
・ホシザキ:業務用冷蔵庫の国内シェア№1を誇るメーカー。メンテナンス網が広い。
・フクシマガリレイ:国内で初めて業務用冷蔵庫を規格化、販売したメーカー。サポート体制が手厚い。テンポスがメインで扱っているメーカーです。
・パナソニック:家電製品で築きあげたノウハウを業務用に応用し、安価な商品が多い。
どうやって選んだらいいの?
おおよその目安として食材保管の必要容量は「客数×3L×3日分」。
例)客数100人×3L×3日分=900L
定番サイズとされる幅1200mm×奥行600mmの冷蔵コールドテーブルの容量が240L前後となります。お客様が想定されているレイアウトにもよりますが、サイズ選びの参考にしてください。
まとめ
コールドテーブルは幅広い業種に利用されている厨房機器になります。テンポスでは中古新品各サイズ取り揃えておりますので、お客様の利用シーンに合わせてご提案することが可能です。特にコールドテーブルは世の中に出回っている数も多いため、中古で見つかる可能性が高い厨房機器となっています。気になった方は、ぜひお近くのテンポス店舗まで足をお運びいただき、お気軽にご相談ください。