テンポス札幌すすきの店
札幌すすきの店の坂田と申します。
イタリアンで思いだすお店が二つあります。一つは友人がシェフをしていたお店で、二つ目はテンポスでお店のオープンに関わったお店。
一つ目のお店では、もともとフレンチのシェフなのですが、途中から少し料理に変化が出てきて、それを聞いたところ イタリアンの技法を取り入れはじめたとのこと。美味しい料理を作るために、いろいろ調理方法を勉強して、とりいれているのだそうです。
いつも美味しく食べられたのは、そういうシェフの料理だからと感心したのを覚えています。
二つ目は、本格的なイタリアンのお店でした。イタリアンというとパスタのイメージでしたが、ディナーはコース中心でアラカルトもあるとのこと。私はイタリアンをコースで食べた経験がなかったので、フレンチ以外にもコース料理の店があることに驚きました。
若いシェフでしたが、いろいろ教えて頂きました
“半調理”と”低温調理“は、この時初めて知りました。半調理とは完全に調理せず、その手前で真空パックして、提供寸前に仕上げる手法のこと。低温調理は低い温度で仕込むことにより、美味しくするという調理法。そのためにスチームコンベクションオーブンと真空包装機はどうしても必要になりますといわれ、用意しました。こちらから提案しなければいけないのに、調理法と必要な機器を教えていただくという恥ずかしい体験をしました。毎日が勉強です。本当に有難うございました。
イタリアンに必要な機器を揃えるといくら?
さて、イタリアンのお店をオープンさせるには、ガスレンジ、冷蔵庫、冷凍庫、コールドテーブル、製氷機、ショーケース、ワインセラー、スパゲティー釜、食洗機、シンク、調理台、吊戸、上棚、作業台などが必要になります。これで150~200万円。
しかしお客様のコンセプト次第で、真空包装機(ホットパック)、低温調理器、ウォーマー、ディシュウォーマーテーブル、キッチンエイドミキサー、フードプロセッサー、アイスクリームマシーン、スチームコンベクションオーブンなども必要になります。こちらも約150~200万円。
お店によっては、デザートにこだわって提供したり、ジビエのような特殊な素材を使ったりもします。定番のピザやパスタに関しても、使用する機器はさまざまです。修業経験などによって選ぶ機器が変わることもあります。どんな料理を提供するのか、こだわる部分はどこか、お店のコンセプトをしっかり決めて機器を選ぶようにするといいと思います。
厨房機器には少し値のはるものも少なくありません。最初から予算に入っていれば借り入れ計画もスムーズにいきますが、追加、追加では計画もあったものではありませんから。
テンポスは、相思相愛の関係を応援します
こちらの想像以上に料理の勉強をして、卓越した知識と技術を持ち、真剣にお店と向き合うお客様は少なくありません。そのようなお客様も、全部自分だけで決めるのでなく、一度テンポスで相談してみてください。最適な機器を、新品、中古で探し出します。政策金融公庫の申請のお手伝いをしたり、各種助成金の案内、格安のホームページ作成やロゴ作成、他経費削減の案内もしています。
コロナ禍で人の流れが変わり、世の中の仕組みや価値観が変化するなかでも、食に対する人々の向き合い方は変わりません。美味しいイタリアンのお店には行きたいお客様と、おいしい料理を提供したいと考えるお店は永遠の両想いです。
私たちテンポスは、お客様がそんな幸せな関係をこれからも続けられるよう、品ぞろえをさらに充実させ、より良い提案ができるよう、さらに学んでいこうと思います。今後ともよろしくお願いいたします。