テンポス札幌白石店

こんにちは！　テンポス札幌白石店です。

コロナの状況下で、お弁当の需要が高まっていることは皆さま実感していると思います。お弁当屋市場はすでに10兆円を超えているそうで、まだまだ大きくなりそうです。そのスタイルも多様になっていて、ホットモットのようにテイクアウト型の店舗だけでなく、イートインを行いながら店頭でお弁当を販売している店舗もあります。ここ最近はキッチンカーによる弁当販売が増えていたり、店舗では調理のみを行い、顧客との接点を持たない（作った料理はウーバーイーツ等で配達してもらう）ゴーストキッチンという業態も増えています。単に弁当と言ってもこれだけいろんな形態があるのです。

厨房機器は、お弁当のメニューを決めてから

さまざまな飲食業種の中でお弁当屋さんは、厨房機器にかかる費用は比較的安価です。どの業種でも同じですが、機器選定をするに当たっては、まずはメニュー開発（なにを出すか）が必要です。これが決まらないと必要な厨房機器は何かを決めることができません。どんなお弁当を誰にどのように喜んでもらうか・・を考えてメニューを決め、それから厨房機器を考えてください。　

あわせて①食材ロス（廃棄）の管理をどうするか　②誰が調理するのか　を考えて機器を選定することも大切です。店舗の継続を大きく左右する重要なポイントです。

テンポスでは、お客様がどのようなメニューをどれくらい出すかによって、それに合う機器提案を行っておりますので、どうぞご相談くださいませ。

必ず必要になる厨房機器とは？

冷蔵庫、戸付きの収納、手洗い器、２槽シンク（槽内サイズ指定あり）。

この４点は、衛生管理の観点（保健所検査）で、必ず必要になります。ただし、揃えればいいというわけではなく、注意しなければならないこともあります。

まずは冷蔵庫について。営業時間中に使用する食材を保管する冷蔵庫の場合は、厨房区画内に入れておくことや、外から庫内温度が分かるものでないといけないケースがあります。最寄り保健所に事前に確認なさってください。

次に戸付きの収納。食器などのお客様の手や口に触れるものが、虫などのつかない場所に保管されているかどうかを保健所は確認しますので“戸付き”は必須です。居抜き物件で設置してある吊戸棚が戸無しである場合、その他に戸付の収納が無ければ新たに戸を付ける必要があります。内見時にご確認ください。

厨房内に設置する手洗い器は、サイズの指定があるのでご注意ください。手洗いスペースは省スペースがよいという方もいらっしゃいますが、規定を満たしていない手洗い器では、保健所の許可が下りません。基本的にＬ－５と言われるサイズ以上のものが必要になります。また、令和３年６月から改定されており、「洗浄後の手指の再汚染が防止できる構造であること」として、蛇口はレバー式やセンサー式といったものでなければなりません。テンポスにいらっしゃるお客様の中でも、省スペース、コスト削減のために通販で安価で仕入れて設置したが、許可が下りないという相談を頂くことがあります。ご注意ください。

シンクについては地域によって槽の数や槽の寸法の指定があります。購入する際は予め最寄りの保健所に確認をなさってください。

お弁当屋さんにあると便利なおすすめ厨房機器

真空包装機とスチームコンベクションオーブンは、おすすめです。

まずは真空包装機。調理した料理を真空包装することで長期保存ができるというものです。オペレーションの効率がアップしますし、食材ロスも少なくできます。真空率やサイズにより、費用はかなり開きがあります（３万～１００万以上）。また、調理してすぐの温かいものや水分の多いもの（スープなど）を真空保存できるものなど、用途に合わせていろんなバリエーションがあります。テンポスの一部の店舗ではデモ会やデモ機の貸し出しも行っておりますので興味のある方はお声掛けください。

次はスチームコンベクションオーブンです。煮る・焼く・蒸す・炒める・揚げる・炊くといった調理が一台でできる優れものです。調理用途に合わせて、いろんな厨房機材を用意する必要がありますが、これがあると省スペースで収まることも！　さらに、メニューごとに温度設定や時間を設定できるので一度設定してしまえば、下処理が終わった食材をボタン一つで誰でも簡単に調理できるようになります。業務の効率化、ローコスト化などに貢献できます。いろいろな料理をたくさん作るお弁当屋さんには、便利な厨房機器だと思います。

お弁当屋さんをオープンする際に必要な厨房機器は、メニューによって決まります。厨房区画の大きさやそこで働くスタッフにあわせて機器を選定することで、コストカットや省スペースで厨房機器をおさめることもできます。開業を検討している皆さま、ご購入の前に一度、テンポスのスタッフにご相談くださいませ。