この記事では、初めてラーメン屋を開業する方へ向けて、
◎食器はどれくらいの予算で見ればいい?
◎絶対に必要!ラーメン丼やその他あれこれ
◎必須ではないけど、あると便利な食器
について解説していきます!
ラーメン屋の開業をお考えの方々、是非参考にしてみてください♪
どれくらいの予算で見ればいい?
まず、最初に結論から言ってしまうと、20席ほどのお店と仮定して25~30万円は予想されます!
どうでしょうか?思ったよりも高かったですか?それとも安かったですか?
もちろん、お店のメニューや営業時間によっても変動はありますが、予算としてこれくらい見ておけば、必要な食器類を揃えられそうです。
また、ラーメン屋さんでは他のお店と比べても特に回転率、つまりお客さんに「いかに早くラーメンを提供し」「いかに次のお客さんを早く入れるか」が非常に重要になってきます。
いくら美味しいからって、ラーメン屋さんで15分も20分も待ちたくないですからね。
すると何が起こるかと言いますと、「ランチタイムに食器を洗っている時間がない!」
「食器が足りない!!」ということがありえます。
「いや、うちは小さいお店だから…」という方もいらっしゃいますが、
そうは言ってもオープンしたては予想以上にお客さんが入ることもあります。
また、お客さんは「お冷が欲しい」「トッピングの追加をしてほしい」「替え玉が欲しい」
「お会計をしてほしい」などなど、席についてラーメンを食べ終わるまでの間にも、いろいろなことを言ってきます。小さくてスタッフも少数のお店なら、なおさらランチタイムに洗い物をしている時間なんて作れませんね…。
ですので、食器は多めに用意しておくのがおススメです!どれだけ持つか迷われましたら、よく使うラーメン丼や餃子用の皿などは、少なくとも席数+20~30くらいが目安です。
「そんなたくさん買ったらコストもかかるし…」
ご安心ください!テンポスでは新品をお安くご用意している他、中古食器も充実しております!なるべくお安いお値段で御見積できますので、まずは最寄りのテンポスまでどうぞ!
絶対に必要!ラーメン丼
ラーメン屋さんの食器で絶対に無いと困るものとしては、何と言っても丼でしょう。
丼一つで、ラーメンの印象は全く異なってしまいます。せっかく味に具材にこだわりぬいたラーメンでも、器で損してしまってはもったいないですよね。
ラーメンの系統から選ぶ
白系や青磁の丼は、昔から様々なラーメンにも使われてきました。
味を選ばず使用できますが、特に醤油系のあっさりしたラーメンは、白系のどんぶりが似合います。青系はラーメンの他にも、中華料理の丼にもよくあります。
主張の強いみそラーメンのスープには、個性の強い器が似合います。 みそラーメンの褐色のスープには、とんこつと同じように黒色・茶色のどんぶりがおすすめです。さらに、口が広いうつわもよく買われています。味噌ラーメンは冷めにくいので、広くてなんですね。
しおラーメンの定番は、透き通るスープの透明感をひきたてる色の淡いどんぶり。スープに透けた柄や大きめのロクロ目でできる濃淡も味わいがあり、真っ白もおすすめです。
少しコシのあるシコシコ麺と旨みの凝縮されたつけ汁を出す、つけ麺屋さんには、 インパクトのある形とデザインで個性をアピール。 つけ麺ラーメンの場合は、天目系の器が合います
ですので、いろんなラーメン、料理を出すお店なら持っておくのがおススメです。
ただ、今となっては、一口にラーメン屋と言っても様々な種類のラーメンがあります。
スープの色、味、具材の種類、あなたのお店では、どんなラーメンをメインにしますか?
参考として、「みそ」、「塩」、「とんこつ」のラーメンは、むしろ黒や赤系の丼の方が
映えると言われております。また、海老だしなどのあっさり系のラーメンは、縦長の丼で出されることも多いです。
さらに、テンポスでは別料金で、丼に名入れやスープ線入れも承っております。
お客さんがSNSで写真を上げることも多いので、名入れはいい宣伝になりますよ♪
どんな丼にしようか迷われたら、まずは最寄りのテンポスへご相談ください!
さて、ここではラーメン丼以外に必要な食器も解説していきます。
ちなみに、テンポスでカタログを見る際、迷ったら「うつわ」というカタログを
見てみるのがいいですよ。丼、中華食器なら、この一冊である程度揃ってしまいます。
サイズ・重さで選ぶ
大きさは、サイズは15cm以上で、容量は満水で1000ml以上くらいを目安に選びましょう。
素材は、軽いほうがいいです。スープだけでも300mlは入りますし、その中に麺や具材が載るのですから、軽いに越したことはありません。素材は基本陶器ですね。中には樹脂やステンレスのものもあります。この中では重い部類になります。陶器製は重く割れやすいですが、手に持った感覚はこれら素材の中でも一番でしょう。
樹脂製は割れにくく保温性があります。またカラフルなプリントをすることが容易なのでキャラクタ柄のかわいいラーメン丼は子供用としておすすめです。
ステンレス製は中を真空断熱構造真空にする加工が出来るので、樹脂よりも保温性を高めることが出来る唯一の素材です。二重中空構造のステンレス製丼で片手でも持ちやすい形になっています。熱い料理を入れても直接触ることができ、冷たい料理を入れても結露しにくいのが特徴です。
形状で選ぶ
その特徴から名前が付けられています。
・高台丼・反高台丼(こうだいどん・そりこうだいどん)
高台(うつわの足の部分)がはっきりしており、丸みを帯びた輪郭や、口元が少し反った形をした丼です。一般的なラーメン丼で、スープがたくさん入ります。
・切立丼(きったちどん)
器の側面が「切り立っている」形をしており、片手で持ちやすく、また、重ねやすい、使いやすい、丼です。
・玉丼(たまどん) 玉渕丼(たまぶちどん)
丸みを帯びた形状で、口元の部分が太く丸くなっています。この部分の事を「玉渕(たまぶち)」と言い、口元が欠けにくいように工夫したものです。
天津飯や、具の多いラーメンなどに使われています。
・多用丼(たようどん)
うどんや蕎麦、ラーメンなどあらゆる麺類に使う事が出来る「多用な」丼です。
麺以外にも飯物のカツ丼や和風カレーなどにも利用されています。総じて和風のメニューに使われることが多いので和の絵柄をつけたものが多く見られます。
・丸高台丼(まるこうだいどん) ※深さがないので丸高台皿(まるこうだいさら)と言われることもあります
浅めで高台が高く、口元にリム(渕の平らな部分)がある形状です。冷やし中華やラージャー麺など、汁が少ない麺物に使われます。麺以外にはチャーハンなどの飯物に使われます。
・麺丼(めんどん) 麺鉢(めんばち)
丸く上に開いた形が特徴です。大きさも深さもある器なので、汁気のある麺類の盛り付けに使いやすい形です。
その他に特徴のある形状の丼としては、
・浅高台丼
高台丼を少し小ぶりにした感じの丼です。
・八角丼
高台部分が八角の形をした丼です。
・桂林丼(けいりんどん)
桂林という、中国南部にある広西(こうせい)の、珠江(しゅこう)水系に現存する山並みのような、美しい輪郭を模して作成した丼です。
・四角丼(しかくどん)
名の通り四角の形をしたラーメン丼です。くぼみが付いて高台は持ちやすくなっています。
・六兵衛丼(ろくべえどん)
轆轤(ろくろ)を回した時に作った縞が付いた丼です。この縞模様の事をロクロ目と言い、ロクロ目の事を六兵衛(ろくべえ)と言います。
・鳴門丼(なるとどん)
うつわの内側と外側に、なるとのようなウズ模様を入れた丼です。 陶器以外にも金属製の丼もあります。
名入れをする
名入れは、一番先に思い浮かべるのは店名ですね。次に店舗ロゴでしょうか。
丼に店名を入れられる方は多いです。その次には文様です。先にご紹介いたしました縁起のいい文様が好まれます。
それ以外には線(ライン)です。
たれを入れるライン、スープを入れるラインなど、レードルに頼らないで誰でも同じ味のスープを提供できるようにするための名入れです。※名ではなく線入れですかね(^_^)
これを取り入れた店名の入れ方もあります。例えば店名の下ラインまでがタレなど、工夫をされている方もいらっしゃいます。
インスタにあげる時もラーメンの写真に店名が移っていれば良い宣伝広告にもなります。名入れの見積もりも致しますので、お気軽にお声掛けください。
あると便利
①丼受け皿
ラーメン丼用の受け皿です。そのまま、ラーメン丼の下に履かせるようにして使います。忙しいお店だと、お客さまに出す時に丼からスープが垂れてしまって、テーブルが汚れてしまうことがあります。テーブルが汚れてしまえば、次のお客さんを入れる時に拭く時間も伸びます。また十分に拭けていなければ、油汚れで余計に丼が汚れ・・・の悪循環。そうならないために、受け皿があると便利です。
②お子様用食器
お店のターゲットにもよりますが、オフィス街の中にあって会社員しか来ない、という場合でなければ、家族連れでラーメンを食べにくる方がいるのもよくあることです。ですので、お子様への取り分け、食べる時用に丼や持っておくといいでしょう。
◎まとめ
いかがでしたか?もし、これからラーメン屋の開業を考えている方の参考になれば幸いです♪テンポスでは食器はもちろん、厨房機器や家具、調理道具も御見積や取り寄せが可能です。お困りのことがあれば、お近くのテンポスまでお問い合わせください!