お店に合うユニフォームの選び方のコツ

ユニフォームの選び方って、意外と難しいですよね。センスのいいものにしたいし、機能性も重視したい。若い人にも年配の人にも似合うようにもしたいし、悩みだすとキリがなくなります。

今回は、お店に合うユニフォームの選び方を、コーディネート例をいくつかお見せしながら解説していこうと思います。

新規で飲食店をオープンするオーナー様にはもちろん、「お店がマンネリ化してきたな」「何か物足りないな」とお悩みの方にもぜひ参考にしていただきたいと思います。

ユニフォームの役割、効果

料理や接客サービスはもちろん、設備や店内インテリアなどがお店の印象や世界観を大きく左右するということは想像に難くないですよね。そのため、多くのオーナー様がそれらにこだわりをもち、維持するためにさまざまな工夫を凝らしていると思います。

そんな中、「お店のイメージを一新したい」「コンセプトを少し変えたい」と思われた際に、メニューやインテリアを変えるというのは大きなリスクや出費が伴います。そこでおすすめしたいのが、ユニフォームを新しくすることです。

実はユニフォームには以下に挙げるような役割、効果があるのです。

  • 宣伝効果

ユニフォームに店名やロゴを入れるだけで、お店を知ってもらうきっかけになります。それだけでなく、おしゃれなユニフォーム、可愛いユニフォームを着て働きたいという方々の目に入ればリクルート効果にも!

  • スタッフのモチベーションアップ

ユニフォームは単に作業着ではありません。日本代表のユニフォームや、医療職のユニフォームからもわかるように、それぞれの職業に対する責任や誇りを映し出しています。それを身にまとうという行為は普段の自分からプロとしての自分に切り替わるスイッチとも言えるでしょう。それは個々のモチベーションアップにとどまらず、チーム全体に波及して一体感を生み出します。また、職種や役職に応じてユニフォームを変える場合も少なくありません。例えば、飲食店の場合で例を挙げると、ホールスタッフとキッチンのスタッフ、社員とパート・アルバイト社員というような具合です。こうすることで空間にメリハリがつき、それぞれの仕事に対する責任感にも結び付くと言えます。

  • インテリアとしての効果

スタッフが個々で自由な服装をしていたり、お店のコンセプトに合っていないユニフォームを着ていたりすると、どうしても見る人にちぐはぐな印象を与えてしまいます。店内の装飾などと同じように、ユニフォームはいわば動くインテリアとしての役割を果たしているのです。お店のコンセプト、客層とユニフォームをきちんとマッチさせることで、一気に洗練された雰囲気になります。お店のイメージカラーをユニフォームに取り入れるのもいいですね。

  • 身を守る役割

“身を守るユニフォーム”と言われて皆様は何を思い浮かべるでしょうか。消防職員にとっての防火服や、最近ですと医療現場で必要不可欠となった防護服などがイメージしやすいかと思います。実は同じように、料理人が着用するコックコートも身を守るユニフォームの代表のひとつと言えるのです。例えばその素材。今でこそ、ポリエステルのものも見かけるようになりましたが、まだまだ根強い人気なのが綿100%のコックコートです。これは、綿が火に強いという特徴を持っているからです。他にも、前身頃がダブルになっていることで胸部を保護し、長時間熱に晒されても影響を少なくし、万一熱い液体をかぶっても火傷のリスクを減らす目的があります。さらにコックコートによく使われている組紐ボタンは、片手で一気に外すことができるというメリットもあります。

これらが相乗効果として働くことで、結果的にサービスの質の向上にもつながります。

お店のイメージに合わせた実際のコーディネート例

次に、お店のコンセプトを元にしたビジネスシーンをイメージしたコーディネート例をいくつかご紹介します。

今回は「プロを輝かせる服」という企業理念を掲げているユニフォームメーカー KAZEN の商品を主にご紹介します。

【イメージ:ベーカリー、カフェ】

【イメージ:西洋料理店など】

【イメージ:和食料理屋、居酒屋など】

ユニフォームだけでも、意外なほど店の雰囲気は変わります。奥が深いですよね。

これをきっかけに皆様も、お店に合うこだわりの一着を見つけてみてはいかがでしょうか。

取材協力:KAZEN WLD株式会社