飲食店をオープンするにあたり、物件内に設置する厨房機器に次いで大きな金額を締めるのがテーブルや椅子、ソファーといった店舗家具類に費やす費用となります。
テーブルと座席(椅子・ベンチ・ソファーなど)を新品で揃えると席数×2.5万円が必要とされています。
10席なら25万円、20席なら50万円という計算です。
ではこの店舗家具に関わる費用を削減する具体的な方法はあるのでしょうか・・・。
テンポスバスターズ各店舗では多くの中古家具を在庫しています。
過日、お笑い芸人の千鳥さんがテンポス新宿店でロケをされた事がございました。
そこで大吾さんの口から生まれた名言が「椅子の墓場じゃー」
売場面積1000坪を誇るテンポス新宿店の一角を占める中古家具コーナーの物量たるや、まさに椅子の墓場!!
我々では思い浮かべる事など到底不可能な大吾さんならではの秀逸な表現で大爆笑をさらったのは言うまでもありません。
そんな椅子の墓場、テンポス各店には、5坪のカウンターの呑み屋さんからキャパ数百名のホテルのバンケットの引き揚げ品など様々な椅子やテーブルが所狭しと並んでいます。
これらの大量在庫の出どころは大きく分けて2通りあり、各エリアに設けられている
買取センターへ買取依頼されるルートと直接お客様がテンポス各店舗は持ち込まれるルートから毎日の様に買い取らせて頂いております。
買い取らせて頂いた家具にはキズ補正やグラツキ補正を行い(※一部店舗に家具工房併設)メンテナンスを加えた上で商品化しております。
新品で家具を揃えると、客席数1席あたり2.5万円程度の予算と冒頭で説明致しましたが、
希望の家具を中古で揃える事が出来た場合、どのくらいのお得感となるのか・・・
ズバリ、新品の半値以下です!!
特にソファーやベンチシートなどは1/3以下の予算で揃います!!
中古ソファーや中古ベンチシートが他の椅子に比べて格安な理由は・・・
お店の平面は多種多様。全く同じ間取りは非常に稀で、正方形の客席もあれば、鰻の寝床の様な長い長い長方形の客席もあります。
仮に同じ幅、奥行きの正方形であったとしても柱の有無で数センチのズレが生じたり、席数を何席確保する様にレイアウトするのかは店舗設計者やオーナー様の意向で千差万別となります。
そんな間取りの中に壁面の端から端までピッタリとベンチやソファーをレイアウトする場合、多くは特注サイズで製作して、隙間なくレイアウトしてお店を完成させます。
つまり、ソファーやベンチは「そのお店に合わせて作られたサイズ」
というパターンが多くなります。
あるお店の間取りに合わせて作られた特注サイズのソファーやベンチを間取りの違う別のお店で再利用するので、当然数センチの隙間、時には数十センチの隙間が出来たりします。
もしもその隙間に別の家具を置いたり照明を置いたりして見た目上、便宜上問題なければ??
当然、お得です!!隙間が出来るから格安なのです!!
テンポスで中古ソファーをお買い求め頂き、ラウンジを開業されたお客様の中に、白と黒、全く異色の、そして異形の中古ソファーで開業されたお客様がいらっしゃいました。
本当にこの組み合わせで良いのかと不安を感じておりましたが、お客様曰く、「こっちのボックス席とあっちのボックス席で離れた位置でレイアウトするから全然大丈夫」との事で、格安で開業されました。
また、お洒落なフレンチレストランを開業されるお客様で、気に入って頂けた中古椅子が3種類ほど有り、それぞれ在庫数が3,4脚ずつと、非常に中途半端な状況で、仕方なく新品で揃えるしかないなと諦めていたのですが、発想の転換でバラバラな中古椅子を全て購入されたお客様がいました。
ここで活きた発想の転換とは・・・
バラバラの椅子をバラバラに配置する事もお洒落センスの一つ!!
椅子をアッセンブルで揃えてみてはいかがですか??
アッセンブルという魔法の言葉でテラスに近い席だけ、お洒落なカフェの様な空間のお店に出来上がり、お客様も大変満足されておりました。
中古椅子を30台買い取り、商品化した場合、30台ピッタリ全てが1つの店舗に収まる事は稀で、15台はA店、10台がB店、4台がC店に売れて、残り1台という非常に中途半端な数量が、買い手が付かず長期滞留在庫となってしまう事が多々あります。
残り3台以下となった中古椅子は値下げされている
可能性が高いです!!
是非お近くのテンポス各店へ足を運んでみて下さい。
思わぬお宝が眠っている可能性がございます。
狙うは「半端モノ」
格安商品に狙いを定めて、その商品をどう輝かせるかを考えて内装レイアウトするのもなかなか楽しいものですよ。
ネット画像では実物の質感、状態を把握するのは不可能です。
自分の目で宝探しを御楽しみ下さい。
椅子の墓場、テンポスへGO!!