日経MJ『飲食業2016年度ランキング』が発表されました
5月24日(水)、日経MJに2016『店舗売上高伸び率ランキング』が掲載されました。
今年と去年でどのようにランキングが変わったのでしょうか?
2016年店舗売上高伸び率ランキング
昨年に引き続きペッパーフードサービスの
「いきなり!ステーキ」の勢いは止まらないようです!
2016年店舗売上高伸び率ランキング
(単体/連結 店舗売上高50億円以上)
順位/社名(主な業態)/前年度伸び率
1位 ロイヤルコントラクトサービス(集団給食)114.7%
2位 ペッパーフードサービス(ステーキ)38.5%
3位 (連)ファイブグループ(居酒屋)38.4%
4位 (連)バルニバービ(レストラン・カフェ)27.5%
5位 鳥貴族(居酒屋)25.2%
日経MJの記事によると、店舗売上高伸び率ランキングで上位に
ランクインした企業は、スタッフのやる気を引き出し、
お客様へのおもてなしや演出に力を入れるなど、
魅力的な店づくりをを両立させている企業のようです。
伸び率ランキングの上位企業の中で、
店舗出店数ランキングにも名前が出ていた企業を探してみると、
ペッパーフードサービスと鳥貴族がランクインされていました。
ペッパーフードサービスと鳥貴族の2016年の出店数は、
それぞれ、59店舗と、80店舗です。
鳥貴族は、2016年4月に東証一部上場、
同年10月には秋冬メニューをもって、フードメニュー全品国産化を達成するなど、
メディアからの注目も高い一年だったと思います。
また、新規出店を続ける一方で、既存店の強化をより図ることで、
経常利益の伸び率43.0%と増収増益を続けています。
ペッパーフードサービスは、昨年に引き続き、「いきなり!ステーキ」事業が
全体の売上を牽引しているようです。
「いきなり!ステーキ事業」の売上を見てみると、
昨年の通期実績売上高84億から141億へと約2倍近く(*1)
売り上げを伸ばしており、その勢いはまだまだ続きそうです。
(*1 平成28年12月期決算短信から資料から)
『あさくま』は11位!
テンポスのグループ会社、「あさくま」は売上高伸び率ランキング
11位にランクインしていました。
経常利益の伸び率35%と、他チェーン店の数値を抑え、
トップの数値を出しています。
あさくまでは、人時生産性を追求し人件費を抑えながらも、
覆面調査を実施し、お客様へのサービスの質が落ちていないか、
毎月チェックをしています。
また、スタッフ育成教育として、接客のプロ、マーケティングのプロ、
販売のプロ、きずきのプロの4つのプロへのトレーニングを日々重ね、
お客様へのサービスの向上に取り組んでいます。
また、店内ではお客様参加型のキッズグリル体験等を実施するなど、
魅力的な店舗づくりに力を入れています。
2015年の店舗売上高伸び率ランキング
ちなみに、2015年の店舗売上高伸び率ランキングは次の通りです。
順位/社名(主な業態)/前年度伸び率
1位 ペッパーフードサービス(ステーキ)69.7%
2位 SFPダイニング(居酒屋)42.3%
扇屋コーポレーション(居酒屋)35.4%
3位 近鉄リテーリング(多業態)30.0%
4位 あさくま(レストラン・ステーキ)28.2%
5位 ブロンコビリー(ステーキ)22.0%
6位 鳥貴族(居酒屋)21.3%
2015年は肉食ブームを背景に、肉料理関係の企業が
ランキングトップに名を連ねていましたね。
さて、2017年はどんな風が吹くのでしょうか??
飲食業界をどんどん盛り上げていくべく、
テンポスグループもお手伝いさせて頂きたいと思います!
[飲食店繁盛研究所]